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【上田市】右肩と肝臓って関係あるの?驚きの体のつながり

右肩と肝臓って関係あるの?

「最近ずっと右肩が重くて痛いけど、もしかして肩以外に原因があるのかも?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、右肩の不調が肝臓と関係しているケースがあるのです。
肩と肝臓は離れた場所にありますが、体の神経ネットワークや東洋医学の考え方では密接なつながりが指摘されています。今回は、右肩と肝臓の関係について、西洋医学と東洋医学の両面から分かりやすく解説します。

肝臓と右肩の位置関係と神経ネットワーク

肝臓は右の肋骨の下あたり(おおよそ第5肋骨上縁~肋骨下端)に位置する人体最大の臓器です 。右側の胸郭内部を大きく占め、左側は身体の中央線を少し越えて胃の入口付近まで達しています 。
一方、肩は肋骨よりもはるか上、首と腕の付け根にありますから、一見すると物理的な位置関係からは「右肩の痛みと肝臓は無関係」に思えます。
しかし、体の中では神経のネットワークによって両者がつながっています。

肝臓には自律神経のほか、頚から伸びる横隔神経(C3~C5の脊髄神経から出る神経)が分布しています 。横隔神経は主に横隔膜(お腹と胸を隔てる呼吸筋)を支配しますが、その起始は首のあたりで、感覚線維は鎖骨付近~肩周辺の皮膚領域(だいたい第4頚神経の支配領域)ともつながっています。つまり、肝臓(正確にはその周囲の横隔膜や被膜)が刺激されると、この横隔神経を通じて首や肩の神経レベルに信号が伝わり、肩のあたりで痛みとして感じられることがあるのです 。体の中の配線が“首を経由して肝臓と肩をつないでいる”イメージですね。

肝臓のトラブルが右肩に現れる理由(内臓体性反射)

肝臓と右肩が神経でつながっているおかげで、内臓の不調が体表の別の場所に痛みとして出る現象が起こります。これを医学的には**「内臓体性反射」や「関連痛」**と呼びます。肝臓や胆のうが炎症を起こしたり腫れたりすると、本来は肝臓付近で感じるはずの刺激が横隔神経などを介して脊髄に伝えられ、脳に届く途中で背中や肩の感覚神経と合流します 。その結果、脳が信号の出所を取り違え、「右肩や肩甲骨のあたりが痛い」と錯覚してしまうのです 。

有名な例として、胆のうの炎症(胆石症や胆のう炎)で右の肩甲骨周辺に痛みが出ることがあります 。実際、胆のう炎の患者さんが「右の背中~肩がズキズキ痛む」と訴えることがあり、これは胆のうからの刺激が肩に関連痛として現れているのです 。米国クリーブランドクリニックも「原因不明の肩の痛みは肺や心臓だけでなく肝臓の問題を示す場合がある」と注意喚起しています 。つまり、右肩の痛みが必ずしも肩そのものの怪我や筋肉疲労とは限らず,
内臓からのSOSの可能性
があるのです。

では、肩の痛みが肝臓由来かどうかはどう見分けたらよいのでしょうか?
一つのヒントは、肩を動かしても痛みがあまり変わらないことです。普通の肩のケガや筋肉痛であれば腕を上げ下げしたり肩を回したりすると痛みが強まりますが、内臓由来の関連痛の場合、肩関節の可動域を動かしても痛みはさほど増悪しません 。また、休んでいても痛む、夜間や朝方に強い、肩をもんでも改善しない、といった場合も肝臓など内臓の可能性があります 。こうした特徴があるときは内臓体性反射による痛みが疑われます。

東洋医学では肝臓と右肩をどう見る?

東洋医学(漢方・鍼灸)の世界でも、「肝臓(肝)の不調が肩に影響する」と考えられてきました。東洋医学でいう「肝」は西洋医学の肝臓の機能だけでなく、自律神経や血の巡り、筋肉の働きまで含む広い概念です 。なかでも**「肝は筋を主る」**と言われ、肝の調子が筋肉や腱の柔軟性を左右するとされています 。肝がストレスや疲労で弱ると気(エネルギー)の流れが滞り、血の供給も不足して筋肉がこわばり、首や肩のこりとして出やすくなるのです 。実際、デスクワークやストレスで首肩が凝るのも、一部は肝の機能低下(気滞や血不足)が関与すると考えられます。

また東洋医学の経絡(けいらく)では、肝と表裏一体の関係にある「胆」の経絡が体の側面から肩にかけて走行しています。肩の中央にある有名なツボ「肩井(けんせい)」は足の少陽胆経という胆のうの経絡上のツボですが、ここを刺激すると首・肩こりだけでなく肝胆の不調にも効果があるとされています 。胆経と肝経は陰陽のペアであり、この経絡の流れを整えることで肝の働きを助け、肩のこりも和らぐというのが鍼灸の考え方です。

興味深いことに、東洋医学では右と左の肩こりの違いにも言及があります。「左は血、右は気」という言葉があり、左肩のこりは血の巡りの問題、右肩のこりは気(エネルギー)の滞りと関連付けて解釈する流派もあります 。

例えば、甘い物が大好きなA子さんという人がいるとしましょう。
糖分の摂りすぎで肝臓に負担がかかると、最初に右肩のコリとして症状が現れた、というようなケースです 。このように東洋医学の視点では、右肩の不調は肝・胆の疲れやストレスサインと捉え、肝臓のケアや経絡の調整によって肩こりを根本から改善しようとします。

肝臓疾患が原因で起こる右肩・肩甲骨周辺の症状

実際に、肝臓やその周辺器官(胆のうなど)の病気で右肩や右肩甲骨周辺に症状が出る例が知られています。典型的なのは先述した胆石症・胆のう炎で、右上腹部の激痛とともに**右肩や右肩甲骨下部の痛み(ボアズ徴候)**が現れることがあります。これは胆のう付近の横隔膜を刺激する痛みが肩甲骨の下あたりに飛んでいる状態です 。

さらに肝臓そのものの炎症や腫れも、肩に痛みを飛ばす原因になります。肝炎で肝臓が腫れて肝臓の表面(グリソン鞘)が引き伸ばされたり、肝腫大によって横隔膜を押し上げたりすると、鈍い右肩痛が出ることがあります。
例えば**肝膿瘍(肝臓の中に膿が溜まる感染症)や肝腫瘍(肝臓がんや肝臓への転移)**の一部は、右肩の痛みや違和感がきっかけで発見されるケースがあります 。
ある症例では、70代の女性が「特に動かしていないのに右肩が痛む」と訴え、検査したところ肝臓に5cm大の腫瘍(大腸がんの肝転移)が見つかったという報告もあります 。この患者さんは肩の関節自体に問題はなく、深呼吸で痛みが強まることから内臓からの関連痛が疑われたそうです 。実際に肝腫瘍に対する治療を行ったところ、肩の痛みも改善しましたという例でした 。

また、別のケースでは肝臓にできた巨大な嚢胞(のうほう:袋状の病変)が原因で右肩痛と呼吸困難感が出たお年寄りもいました 。肝臓の嚢胞が横隔膜を押し上げ、それが肩に関連痛を引き起こしていたのです。この方も肝臓の嚢胞を除去する手術を受けたところ、嘘のように肩の痛みが消えたそうです 。これらは極端な例に思えるかもしれませんが、「長引く右肩の痛みの陰に肝臓の病気が隠れていた」という話は実は珍しくありません。特に、右肩の痛みが安静時にも続く、次第に悪化する, 肩を動かしても痛みがあまり変わらない, さらに発熱や胃腸症状など他の症状もあるという場合は、内臓からのサインを疑いましょう 。心配な症状があれば、自己判断せず早めに医療機関で相談することが大切です 。

そね整骨院での代替療法からのアプローチ

右肩の痛みと肝臓のつながりは、代替療法の分野でも注目されています。整骨院やカイロプラクティック、オステオパシーといった手技療法では、内臓と筋骨格の関連を重視し、いわゆる「内臓マニピュレーション」や「内臓反射」を利用した施術を行うことがあります。肝臓の位置する右胸郭周囲の筋膜や横隔膜の動きを改善し、肝臓と連絡している神経(迷走神経や横隔神経など)に対して適度な刺激を与えて機能を整えることで、結果的に肩や首のこりを軽減させる試みです 。肝臓と横隔膜が癒着して動きが悪くなっている場合には、その癒着をはがすテクニックもあります 。実際、「右肩の痛みがなかなか取れない人に肝臓周辺の手技を施したら楽になった」という報告も整体師やオステオパスから聞かれることがあります。

まとめ

右肩と肝臓、一見無関係そうな組み合わせですが、解剖学的な神経のつながりによる関連痛から、東洋医学の経絡・臓腑理論まで、さまざまな角度からその関係性が語られています。長引く右肩の痛みやこりがある場合、「ただの肩こり」と侮らず、ときには内臓、とりわけ肝臓や胆のうのコンディションにも思いを巡らせてみてください。肩は体からのサインを表す“警告灯”のような存在かもしれません。肝臓というエンジンに疲れがたまると、ダッシュボードの右肩ランプがチカチカ点滅する——そんなイメージでご自身の体調をチェックしてみると、新たな気づきがあるかもしれません。
健康な肝臓と軽やかな肩を保つために、日々の生活習慣を見直しつつ、気になる症状があれば早めに専門家に相談しましょう。自分の体の声に耳を傾け、上手にケアしていきたいですね。

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