足のむくみ改善はふくらはぎだけでは不十分
「足のむくみ=ふくらはぎのマッサージ」と考える方は多いですが、実はふくらはぎだけを緩めても根本的な改善にはつながりません。
むくみは単なる血流の停滞だけでなく、筋膜・内臓・足裏のアーチ構造など、全身のシステムと深く関わっています。
むくみとは?
医学的に「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれるむくみは、血管やリンパ管から水分が漏れ出し、皮下組織にたまった状態を指します。
一時的なむくみ(長時間の立ち仕事、デスクワーク、塩分過多など)は休息や生活習慣の改善で取れますが、慢性的なむくみは 体の循環システムの乱れ が背景にあります。
むくみの原因
むくみは複数の要因が絡み合って起こります。主な原因は以下の通りです。
- 静脈やリンパの流れの停滞
血液を心臓に戻すポンプ機能(ふくらはぎ、足裏の筋肉)が働かないと、血液やリンパ液が下半身に滞ります。 - 足裏のアーチ機能の低下
外反母趾や扁平足がある方は足底の「水室システム(静脈血を押し戻す仕組み)」が機能せず、むくみに直結します。 - 筋膜の硬さ
足底筋膜、内転筋、横隔膜などの膜が硬くなると、全身の流れが滞りむくみを悪化させます。 - 内臓の不調
腎臓・肝臓・心臓の働きが低下すると水分代謝に影響し、むくみが慢性化することもあります。
むくみ改善に治療すべき部位
むくみ対策といえば「ふくらはぎ」と思われがちですが、それだけでは不十分です。以下の部位を整えることが重要です。
① 足底筋膜
足の裏の筋肉と足底筋膜を緩めることで、足裏のポンプ機能=「水室システム」が動き出します。
外反母趾や扁平足がある方は特にここを整えることが必須です。
② 内転筋
太ももの内側にある内転筋は、骨盤の安定と血流に関与します。ここが硬いと足先まで血流が届きにくくなり、むくみや冷えを引き起こします。
③ 横隔膜
呼吸の要である横隔膜は、実は下半身の循環にも影響します。横隔膜が硬くなると胸腔と腹腔の圧が乱れ、静脈の流れが滞ります。
むくみは「全身のサイン」でもある
むくみには筋膜的な問題だけでなく、内臓の機能低下も関与しています。
腎臓疾患や心疾患、肝臓の不調が隠れていることもあるため、まずは 病院での検査 を受けることが大切です。
その上で「構造的な問題(筋膜や関節の歪み)」に対して施術を行うことで、より効果的に改善を目指せます。
そね整骨院でできる治療法
◆ オステオパシー
全身を診て、筋膜・骨格・内臓・自律神経を調整する施術です。
むくみの背景にある「横隔膜の硬さ」「内臓の緊張」などにも対応できるのが特徴です。
◆ メディセル筋膜リリース
専用機器で筋膜を吸引しながらリリースする施術。
足底筋膜・ふくらはぎ・内転筋の硬さを効率的に取り除き、血流とリンパの流れを改善します。
◆ CSソックスによる足首調整
当院で扱う CSソックス(5本指矯正ソックス) は、足の指と足首を正しい位置に導き、足裏のアーチを再構築します。
足の歪みを正すことで「水室システム」が動き、自然にむくみが取れやすくなります。
むくみ対策セルフケア
- 足の指をしっかり広げるストレッチ
- 深呼吸で横隔膜を緩める呼吸法
- 内転筋を伸ばすストレッチ(股関節を開くポーズ)
これらを日常に取り入れると、施術効果を持続しやすくなります。
まとめ
- むくみは「ふくらはぎだけ」の問題ではない
- 足底筋膜・内転筋・横隔膜の調整が重要
- 外反母趾・扁平足がある方は特にむくみやすい
- 内臓機能も関与するため、病院での検査を受けた上で整骨院で施術を行うのがおすすめ
- そね整骨院では「オステオパシー」「メディセル」「CSソックス」でむくみに対応
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【そね整骨院|上田市緑ヶ丘】
慢性痛や不定愁訴に対するオステオパシー徒手療法に特化した整骨院です。
そね整骨院
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