右側の坐骨神経痛の原因
日常生活の中で、「お尻が痛い」「太ももの裏がしびれる」「足の裏に違和感がある」などの症状を感じたことはありませんか?
これらの症状、実は「坐骨神経痛」が関係しているかもしれません。
坐骨神経痛は、ただの“腰痛”とは異なり、神経の通り道に異常が起こっている状態です。特に「右側だけが痛む・しびれる」といったケースには、体の深部にある“意外な原因”が隠れていることがあります。
今回は、右側に出る坐骨神経痛の原因や、当院で行っているオステオパシーによる根本改善のアプローチについて、わかりやすくご紹介します。
坐骨神経とは?
坐骨神経とは、人体の中でも最も太くて長い神経です。
腰椎の4番・5番と仙骨という骨の間から出て、お尻の筋肉を通り、太ももの裏側、ふくらはぎ、足の裏にまで伸びています。
この坐骨神経は、直径でいうと“手の小指くらい”ともいわれるほどの太さがあります。そのため、圧迫されたり、引っ張られたりするだけでも、神経に大きな負担がかかりやすいのです。
坐骨神経が圧迫されると、
- 歩行時の違和感
- お尻の痛み
- 太ももの裏のしびれ
- 足の感覚異常
など、幅広い症状が現れます。
右側の坐骨神経痛は“内臓の不調”が関係している?
坐骨神経痛は、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの“腰椎由来”の問題ばかりが注目されがちですが、実は内臓の不調が引き金になっているケースも多くあります。
特に右側の坐骨神経痛には、以下のような原因が隠れていることがあります。
● 食べ過ぎや上行結腸の酷使
右側には大腸の一部である「上行結腸(じょうこうけっちょう)」が通っています。暴飲暴食や偏った食生活により、上行結腸が疲労し、動きが悪くなると、その周囲の筋膜にまで影響が及びます。
すると、お腹の緊張が臀部(お尻)にまで波及し、坐骨神経の通り道を圧迫してしまうのです。
● 盲腸の手術痕
右下腹部には「虫垂(いわゆる盲腸)」があります。盲腸の手術を受けたことがある方は、その傷跡が癒着を起こし、筋膜の動きを制限している可能性があります。
その癒着が腰やお尻の筋膜まで引っ張り、坐骨神経を刺激してしまう…というケースも実際によく見られます。
「お尻が痛い=お尻が原因」とは限らない
身体の構造は、すべてが連動しています。
「痛い場所に原因はない」というのが、私たちが施術において最も大切にしている考え方です。
例えば右の坐骨神経痛が出ている場合でも、
- 内臓(特に右側の大腸)の疲労
- お腹の筋肉の過緊張
- 手術痕の癒着
- 姿勢の崩れによる重心の偏り
など、“お尻とは別の部位”に根本原因があることは少なくありません。
オステオパシーによる内臓調整
そね整骨院では、アメリカ発祥の「オステオパシー」という手技療法を用いて、坐骨神経痛の根本改善を行っています。
オステオパシーの特徴は、“身体全体を一つのユニットとして捉える”点にあります。
■ 右の坐骨神経痛に対するアプローチ例
- 腹部の触診と調整
上行結腸の緊張や動きを確認し、やさしく緩めていきます。 - 手術痕のリリース
盲腸手術の癒着による筋膜の引きつれを解放します。 - 骨盤・仙骨の調整
神経の出口である仙骨周辺の動きを整え、神経への負荷を減らします。 - 筋膜リリース
全身の筋膜バランスを整え、神経圧迫の原因を取り除きます。
これらの施術を通して、“身体本来の回復力”を引き出すことが、オステオパシーの大きな特徴です。
セルフケアでできること
日常生活でできる右側坐骨神経痛のセルフケアには以下のようなものがあります。
- お腹を温める(腸の動きが活発になります)
- 腹式呼吸を意識する(内臓と横隔膜を優しく動かせます)
- 右脚だけで長時間立たない(左右バランスが崩れる原因に)
- 食べすぎを避ける、夜遅くの食事を控える
- 竹踏みをする(坐骨神経の末端に刺激を入れる)
ただし、根本的な改善には専門家による検査と施術が不可欠です。
まとめ:症状の奥にある“原因”を見逃さない
右側の坐骨神経痛には、思わぬ生活習慣や過去の手術歴が影響していることがあります。
ただ単に痛み止めやストレッチで対処するだけでは、根本改善には至らず、再発を繰り返してしまう可能性もあります。
「なぜ今、右側だけに症状が出ているのか?」
「過去の手術や腸の調子はどうか?」
そんな視点を持ちながら、体全体を診ることが大切です。
そね整骨院では、痛みの表面だけでなく、原因にしっかりとアプローチする施術を行っております。
もし、右のお尻や足に違和感がある方は、お早めにご相談ください。
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