猫背の原因は背中だけじゃない?
「猫背」と聞くと、多くの人は背中や肩の丸まりをイメージすると思います。しかし、猫背の本当の原因は背中だけではありません。実は足首や太ももの筋肉の硬さが大きく関わっています。
本記事では、猫背と深い関わりを持つ「内転筋」や「大腿直筋」、そして足首の骨「距骨」と姿勢の関係をわかりやすく解説します。さらに、自宅でできるセルフケアもご紹介します。
猫背の仕組みを理解する
猫背はただ背中が丸まっているだけではありません。
・肩甲骨が外側に広がり、肩関節が内巻きになる
・骨盤の傾きが悪化し、腰や股関節の筋肉が硬直する
このように背中・骨盤・足首まで全身が連動して猫背を作り出しています。
猫背に関わる5つの重要な筋肉
猫背改善のために特に注目すべきは下半身の筋肉です。
内転筋(太ももの内側)
骨盤を安定させる。硬いと骨盤が内側に引っ張られ背骨の可動性が低下。
大腿直筋(太ももの前)
膝と骨盤をつなぐ。硬いと骨盤が前傾し猫背の補正が入る。
大腰筋(お腹の奥のインナーマッスル)
腰の反りや姿勢維持に重要。硬さは猫背や腰痛の原因に。
腰方形筋(腰の横)
骨盤の傾きを調整する筋肉。バランスが崩れると背骨の歪みに直結。
ハムストリングス(太もも裏)
骨盤を後ろに引っ張り、背中の丸まりを固定化する。
足首(距骨)と猫背の関係
足首の骨「距骨」は、体重を支える大切なパーツです。
・偏平足や外反母趾を引き起こし、下半身全体のバランスが悪化
・足首の崩れは膝・骨盤・背骨に連鎖し、最終的に猫背になる
**「足首→骨盤→胸椎→肩甲骨」**という流れで姿勢はつながっているため、猫背改善には足首の安定が欠かせません。
自宅でできる猫背セルフケア
ここからは、実際に猫背改善に役立つ簡単なセルフケアを紹介します。
① 内転筋ストレッチ
床に座り、両足の裏を合わせてあぐらのようにする。
背筋を伸ばしながら、膝を床に近づける。
20~30秒キープ、2~3回。
👉 太ももの内側が伸びる感覚を意識しましょう。
② 大腿直筋ストレッチ
片膝立ちの姿勢をとる。
後ろ足の足首を持ち、かかとをお尻に近づける。
20~30秒キープ、左右2回ずつ。
👉 太ももの前が伸びることで骨盤が整いやすくなります。
③ 大腰筋エクササイズ(ヒップリフト)
仰向けに寝て膝を立てる。
息を吐きながらお尻をゆっくり持ち上げる。
5秒キープしてゆっくり下ろす。10回繰り返す。
👉 体幹を安定させる大腰筋や殿筋が働き、姿勢改善に有効。
④ ハムストリングスストレッチ
座って片足を前に伸ばす。
伸ばした足のつま先を手でつかむように前屈する。
20~30秒キープ、左右2回ずつ。
👉 太もも裏の柔軟性が増し、骨盤の動きが改善します。
⑤ 足首モビリティ(距骨調整)
椅子に座り、足首を大きく回す(内回し・外回し各10回)。
片膝立ちになり、前の膝をつま先より前に出すように体重をかける。
足首を柔らかくし、距骨をスムーズに動かす。
👉 足首の可動域が広がり、全身の姿勢連動が良くなります。
そね整骨院の猫背改善アプローチ
当院では、
・内転筋・大腿直筋の筋膜リリース
・骨盤と胸椎の矯正
・肩甲骨の安定化トレーニング
といった「全身連動型アプローチ」で猫背を改善しています。
「どこへ行っても猫背が治らない」と悩む方ほど、足首から整える施術で大きな変化を実感いただけます。
まとめ
・足首の崩れは全身の姿勢に連鎖し、猫背を固定化する
・自宅でできるストレッチやエクササイズで改善が可能
・整骨院での施術とセルフケアを組み合わせることで、本格的に姿勢を改善できる
猫背に悩んでいる方は、まず太ももと足首から整えてみましょう。
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