断食が良い理由を解説!
なぜ治療家は“断食”に注目するのか

近年、「ファスティング(断食)」という言葉は美容やダイエットの分野で注目されていますが、私たち治療家の視点から見ると、それは**「肝臓のリセット」**として非常に意味のあるプロセスです。
肝臓は、代謝・解毒・胆汁の生成・血液の貯蔵といった多くの機能を担う重要な臓器。
オステオパシーの観点では、肝臓の位置や膜の緊張が横隔膜や背骨、骨盤の動きにまで影響を与えると考えられています。
つまり、肝臓が疲れている=体全体の循環や姿勢、呼吸が乱れているということ。
そね整骨院では、この「肝臓の鬱血」や「膜の硬さ」を取り除くことが、痛みや不調を改善する大きなカギになると考えています。
断食中の体で起こる“肝臓の変化”

断食を始めると、体内では時間経過とともにエネルギー源が変化します。
その変化の中で、治療家的に見逃せないポイントは「膜の緊張が変わる」ことです。
● 12時間以内:まだ“糖のエネルギー”
食事を止めて最初の12時間ほどは、体内の糖エネルギーが中心。
この段階ではまだ、肝臓がグリコーゲンを分解し、血糖を維持しています。
この間に治療家が感じるのは、「肝円索」や「肝鎌状間膜」のテンションがまだ強いこと。
横隔膜の動きも浅く、体が“食後モード”に近い状態です。
● 12〜24時間:脂質代謝への切り替え
徐々にエネルギー源が脂肪に切り替わり、ケトン体が作られ始めます。
この頃から横隔膜の動きが深くなり、肝臓の位置がほんのわずかに下がるような「ゆるみ」を感じます。
オステオパシー的には、肝静脈や下大静脈のドレナージ(静脈還流)が進み、鬱血が抜けていくタイミングです。
特に右季肋部の張りや重さを感じていた人は、「呼吸が深くなった」「みぞおちが軽くなった」と感じやすい段階です。
● 24〜36時間:オートファジー(自食作用)
体の中の古い細胞や老廃物を分解して再利用するプロセスが活性化。
この時期、肝臓だけでなく、全身のファシア(筋膜)の内側に溜まった老廃物が流れ出すように排泄されます。
施術者の立場から見ると、このときは内臓ファシアの柔軟性が高まり、
腹部を軽く触るだけで呼吸や姿勢が変化することがあります。
多くの方が感じる「内側が静かになる」「頭が冴える」という感覚は、
単に空腹のせいではなく、肝臓と横隔膜の協調リズムが回復している証なのです。
● 36〜48時間:胆汁の流れと肝細胞のリセット
断食が進むと、肝細胞の代謝経路が切り替わり、胆汁の流れがスムーズになります。
この頃になると右肋骨下部(右季肋部)の圧迫感が取れ、肝鎌状間膜や横隔膜の緊張がふわっと解けます。
この「解放感」は、オステオパシーの施術で肝臓や横隔膜をリリースしたときの感覚と非常によく似ています。
つまり、**断食そのものが“内臓のセルフオステオパシー”**になっているのです。
そね整骨院で見る「肝臓の疲れ」のサイン

上田市で日々施術をしていると、肝臓が疲れている方には共通したサインがあります。
- 右肩の重さや痛み
- 朝のだるさ・寝起きの悪さ
- 首の右側のハリ(特に胸鎖乳突筋〜鎖骨周囲)
- 背中(肩甲骨下あたり)の違和感
- 消化不良・肌荒れ・イライラしやすい
これらの多くは、単なる筋肉疲労ではなく、肝臓や横隔膜の緊張から来ている場合があります。
施術でこれらの膜のテンションを整えると、肩こりや背部痛だけでなく、
「呼吸が楽」「頭がスッキリ」「眠れるようになった」と感じる方も多いのです。
治療家が見る「断食=肝臓ドレナージ」
断食は、単に食事を抜く行為ではありません。
治療家的に見れば、肝臓・横隔膜・門脈系のデトックスプロセスそのものです。
肝臓が整うことで、
- 血流と静脈還流がスムーズになる
- 横隔膜の動きが広がる
- 背骨〜骨盤の可動が柔らかくなる
- 自律神経のバランスが安定する
といった全身的な変化が起こります。
そね整骨院では、この「肝臓の循環リズム」を整える施術を重視し、
メディセル筋膜療法やオステオパシーを組み合わせてアプローチしています。
特に、断食後の体は膜の動きが良くなっているため、施術効果が非常に出やすく、
肝臓・横隔膜・腸・骨盤のリズムを整えると、全身が一段軽く感じられます。
断食を安全に行うために
もちろん、すべての人に長時間の断食が適しているわけではありません。
糖尿病・低血圧・胃腸が弱い方は、短時間のプチ断食(12〜16時間)から始めましょう。
また、断食中は梅大根汁や白湯でミネラルを補うのがポイント。
急な断食よりも、「夜を軽くして翌朝まで空ける」くらいの緩やかな方法でも十分に肝臓への効果があります。
肝臓が整うと「心」も整う

肝臓は東洋医学では「怒り」や「決断力」と関係する臓器。
その緊張が抜けることで、感情の波が穏やかになり、思考がクリアになって「内側が静か」になるのを感じる方が多いです。
治療家としても、断食後の患者さんに触れると、
体のリズム・膜の柔軟性・自律神経の安定が明らかに変わっているのがわかります。
まとめ 〜肝臓を整えるデトックスとしての断食〜
断食とは、単に「食べない」ことではなく、
肝臓の鬱血を抜き、横隔膜・門脈・静脈還流のバランスを整える治療的な行為です。
体を酷使している方、慢性的な疲れが抜けない方、右肩や背中のハリを感じる方は、
ぜひ「肝臓から整えるデトックス」を意識してみてください。
そして、断食で内臓のリズムが整った状態で、
そね整骨院のオステオパシー施術やメディセル筋膜療法を受けてみてください。
より深い循環の変化と、体の軽さを実感できるはずです。
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そね整骨院
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