加工肉は身体に悪い？｜そね整骨院から考える“食と身体の関係”

加工肉は身体に悪い？

忙しい朝やお弁当、キャンプなどでも重宝する「ハム・ウインナー・ベーコン」。

手軽でおいしい加工肉は、私たちの食卓に欠かせない存在です。

しかし一方で、「加工肉は身体に悪い」「ガンのリスクが上がる」など、健康面での不安も耳にします。

今回は、整骨院として“身体を治す”立場から、加工肉と健康の関係を「栄養」「炎症」「回復力」という観点でお伝えします。

加工肉とは？──保存性と味を高める工夫

「加工肉」とは、肉を長持ちさせたり、味や色を良くしたりするために加工された食品のことです。

代表的なものは以下の通りです。

これらには、発色剤（亜硝酸ナトリウム）や保存料・リン酸塩・香料などが使われています。

これらの添加物自体は、厚生労働省の基準で安全性が管理されていますが、**「摂りすぎ」や「長期的な蓄積」**が問題になります。

なぜ“身体に悪い”と言われるのか？

世界保健機関（WHO）は2015年、加工肉を「発がん性がある可能性が高い食品（グループ1）」に分類しました。

これは「タバコと同じ危険度」という意味ではなく、「発がん性の“証拠がある”」という分類です。

ではなぜリスクが上がるのか？

その理由は主に以下の3つです。

① 発色剤（亜硝酸ナトリウム）の影響

肉に含まれるアミンと反応してニトロソアミンという発がん性物質を作ることが知られています。

加熱や消化の過程で生成されるため、毎日の摂取が問題になります。

② 過剰な塩分・リン酸塩

加工肉は塩分が多く、腎臓や血管への負担がかかりやすい食品です。

また、リン酸塩はカルシウム吸収を妨げ、骨のミネラルバランスの乱れを招くことがあります。

整骨院の視点から見ても、これは骨粗鬆症や筋肉の硬直のリスクにつながります。

③ 酸化脂質と慢性炎症

高温での加工や保存により、脂質が酸化しやすくなります。

酸化脂質は体内で炎症を促す活性酸素を発生させ、血管や細胞を傷つける原因になります。

この「見えない炎症」が続くと、肩こり・疲労感・肌荒れ・ホルモンバランスの乱れなど、

多くの不調が“治りにくくなる”のです。

整骨院の視点：炎症と回復のバランス

身体の痛みやこりを改善していく過程では、**「炎症」と「修復」**のバランスが非常に重要です。

筋肉や関節は、使いすぎや歪みによって微細な損傷を起こし、炎症反応を経て修復されます。

しかし、加工肉やジャンクフード、糖質過多の食生活が続くと、

この炎症反応が“過剰に長引く”傾向があります。

例えば…

こうした背景には、慢性炎症体質が隠れていることが多いのです。

つまり、「治りにくい身体」は、食生活からつくられることもあるということです。

整骨院が考える“理想のタンパク質摂取”

タンパク質は身体をつくる基本。しかしその“質”が重要です。

✅良質なタンパク源の例

魚や豆類には、抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸が多く含まれ、筋肉や関節の修復を助ける働きがあります。

加工肉を完全に避ける必要はありませんが、

「週に1〜2回まで」「1回あたり少量」を目安にするだけでも、身体の回復力は変わります。

炎症を抑える“抗酸化食材”を一緒に

もし加工肉を食べるなら、組み合わせを工夫するのがおすすめです。

これらの食材は、体内の酸化ストレスを和らげ、炎症反応を抑える働きがあります。

「ハム＋サラダ」「ベーコン＋野菜スープ」などの形にすることで、ダメージを軽減できます。

食が“自律神経”や“姿勢”にも影響する

意外に知られていませんが、食生活は姿勢や自律神経の働きにも関係しています。

例えば、塩分過多や腸内環境の乱れは、

腸の動きや横隔膜の硬さに影響し、呼吸の浅さや猫背姿勢を招くことがあります。

また、腸内炎症が続くと、交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなるため、

「肩こり」「腰のハリ」「頭痛」が起こりやすくなります。

つまり、「食の乱れ」は「姿勢の乱れ」でもあるのです。

そね整骨院では、オステオパシーやメディセル筋膜療法を通じて、体の外側と内側の両面から回復をサポートしています。

そね整骨院の考える“栄養学”

整骨院と栄養学は、一見関係がないように見えますが、

実は「治る身体」をつくるためには欠かせない要素です。

これらを意識することで、施術効果が高まり、再発しにくい身体がつくられます。

まとめ──“食”は最高の治療の一部

加工肉を食べたからといって、すぐに体調が悪くなるわけではありません。

大切なのは、「頻度」と「バランス」。

身体の回復を妨げない食事を意識するだけで、

疲れにくさ・痛みの軽減・肌の調子など、日常の変化を感じられるようになります。

そね整骨院では、施術だけでなく、

**「栄養」「睡眠」「姿勢」**の3本柱で、根本的な健康づくりをサポートしています。

今日の食事が、明日の身体をつくります。

“食の見直し”から、治りやすい身体づくりを始めてみませんか？

【この記事を読んだ方へおすすめ】

• オステオパシーとは？根本から身体を整える治療法
• なぜ慢性痛は”治らない”のか？
• 足趾を整える5本指ソックスで姿勢まで変わる！
• そね整骨院で受けるオステオパシーを活かした交通事故治療
• 子どもの成長痛1（膝編）親御さんに知っておいてほしい治療法｜上田市 そね整骨院

 

【そね整骨院｜上田市緑ヶ丘】

慢性痛や不定愁訴に対するオステオパシー徒手療法に特化した整骨院です。

 

そね整骨院
〒386-0022長野県上田市緑ヶ丘3-21-9

 

🕐 診療時間：8：00〜12:00 / 15：00〜19:00（土曜午後・日祝休）
【HP】にて診療日にご確認をお願い致します。