治療家の仕事は「モビリティ」を与えること
──その場の痛みを追いかけない理由──
痛みは「原因」ではなく「結果」
肩こりや腰痛で来院される患者さんの多くは、「今すぐこの痛みを取ってほしい」と思って来られます。
しかし痛みは“原因”ではなく“結果”として現れていることがほとんどです。
- 肩こりは肩の筋肉だけが悪いのではなく、呼吸が浅く胸郭(肋骨や横隔膜)が動かなくなっている、内臓の緊張で姿勢が崩れている、などが背景にあります。
- 腰痛も腰そのものが原因ではなく、股関節や骨盤の硬さ、あるいは消化器系の不調が影響して「結果的に腰に痛みが出ている」ケースが多いのです。
つまり「痛いところ=原因」ではないのです。
モビリティ(動き)を取り戻すことが大切
治療家の役割は、ただ痛みを追いかけることではなく、身体全体に“モビリティ(自由な動き)”を取り戻すことです。
- 肩こりなら「肩を揉む」よりも、胸郭や横隔膜を動きやすくする
- 腰痛なら「腰を押す」よりも、股関節や骨盤の動きを良くする
こうして身体に動きを与えると、血流やリンパの流れが改善し、自然治癒力が働きやすくなります。その結果として痛みが和らぎ、再発しにくい身体になります。
本当の改善とは?
一時的に痛みを取ることがゴールではなく、
「痛みが出にくい身体」を一緒に作っていくことが本当の改善です。
治療家の仕事は、症状に振り回されるのではなく、身体全体を見渡してモビリティを与えること。
その積み重ねが、患者さんの健康な日常を支える一番の近道なのです。
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